小学校コンピュータクラブ、11月

11月の小学校コンピュータクラブは、念願叶って、Micro:bit*1のプログラミングワークショップを開催することができた。クラブ員は40名、とても一人でMicro:bitを人数分用意することなどできないけれど、MIEEである星野さんのご助力あってMIEEから人数分をお借りすることができた。ほんとに感謝したい。

当日の内容はMIEE*2の実践レポートとして載っている。

【小学校パソコンクラブでmicro:bitプログラミングに挑戦しよう】
https://education.microsoft.com/Story/Lesson?token=ZOx1u

やったこと、というよりやれたことと書いた方がいいくらい、1限分の45分という時間との戦いで、A、Bボタンを押すとLED表示が変化するくらいまでやるのが精一杯だった。星野さんはじめサポートしてくれた高井さん、米澤さんに感謝したい。それでも顧問の先生から、第二弾を期待する生徒がいたと聞き、それなりの成果がでたのではないかと思っている。

今回お借りできたのはChibi:bit+バングルモジュールのセット。Chibi:bitはハードとしての機能性はMicro:bitとほぼ同等だが、コード開発環境は、もはやMakecodeで作成したコードは動作できなくなっていて、現在でも利用可能な古い環境で作成した。バングルモジュールは折角なので各自、腕に巻いてもらった。それだけでも約40年前の科学特捜隊の気分になれて、私などはワクワクしてしまうのだけど。

使った動画。

「1分でわかるMicrobit 〜オープニング動画〜」

www.youtube.com

「MicrobitLED表示を試そう」

www.youtube.com

できなかったけど用意しておいたコード。

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*1:正確にはChibi:bitだった

*2:認定教育イノベーター、詳しくはこちら

Viscuitの3回目

小学校のコンピュータクラブでViscuitの3回目を行なってきた。
冒頭Viscuitをやることを伝えると、生徒の何名かからScratchをやりたいとの声があがり、一瞬変更するか迷ったのだけど、今日でいったんViscuitは終了しようと計画していたので、その子に悪いと思いつつ予定通りViscuitをやらせてもらった。ランド、パックマン、ダンス、風車、模様ときて、今回は宝箱。そこに背景の色とマス目を入れることで設定変更を経験してもらった。またランダムに出てくるものを変えられるようするまでも取り込んだので、かなり盛りだくさんな内容となった。そのためちょっと急ぎ足で進めたのだけど、できあがった作品を見ると、40人のほぼすべての生徒はついてきてくれたようだった。
全ての作品に目を通したけど、今回もおもしろい作品がたくさん出てきた。絵が綺麗なタイプ、メガネに工夫をこらすタイプ、私の例題をほぼそのまま再現するタイプと様々で、授業という短かい時間で完成させたことから集中力は並ではなかったことがわかる。
1回目の時は途中で友達とおしゃべりをしたりと違うことをしちゃう子がいたりと、教室がざわざわしていた。今回もおしゃべりのうるささは変わらなかったけど、違うことをしちゃっている子は皆無だったと思う。人と見せ合ったり教えてもらったりする声でうるさくなっていて、このカオスな感じは大歓迎。みんなのベクトルがそろってきた感じがした。

星野さんのご協力でMIEEからMicro:bit (Chibi:bitらしい) をお借りできたので、次回11月はそれで遊んでみようと思っている。具体的なことはまだ決めてないけど、時間の関係から触りくらいになってしまいそう。それでも子供達に体験してもらって、何かを発見してもらえればいいかな。

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Exciting Coding! Junior 2018に参加してきた

情報処理学会主催の子供向けプログラミングワークショップ、Exciting Coding! Junior 2018に息子と参加してきた。内容はScratchプログラミングで、プログラミングコースとデバイスコントロールの2コースあって、私たちはプログラミングコースに参加した。どちらも30分程度で基本中の基本を講義形式で行い、90分ほどが自由創作に当てられた。最後にお互いに見せ合って評価と表彰があった。参加者数はほぼ定員いっぱいの30組60名くらいだった。

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ちなみにデバイスコースはMicro:bitをScratch3で制御する内容だったようで、息子はちょうどScratchプログラミングに興味が湧いているところだったけど、私はMicro:bitをやりたかった。事前にそこまでの説明は書かれてなかっただけに、コース選択はなかなか難しい。

ワークショップがはじまり、基本中の基本は知っている息子にとって初めの講義は退屈だったみたいだけど、自由創作に入ってからは集中力が増し、1つの作品を完成させることができた。以前、マリオのジャンプ部分を作っていたのだけど、それを使って猫をジャンプさせ、左右に飛び続けるドラゴンを飛んで避けるというゲームを作った。ゲームとして面白かったし、とにかく完成まで辿り着けたことで本人は満足+得意顔。スプライト画で何か得体の知れない物体を書いていたのだけど、ドラゴンを避けられなかった猫が昇天する絵だとわかり、怖いけどユーモラスに仕上げたのはなかなかである。作品はここ。猫のアクション2 on Scratch

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最後はお互いに作品を見せ合い気に入った作品に投票し、一番の作品にはちょっとした賞品が渡されていた。自身があった息子だけど、結果的には真ん中ちょい上くらいの評価で少々落胆気味。絵の面白さ、ちょうどいい難易度は、他の作品にひけをとらないし、プログラミング的にもシンプルでよかったと思うんだけど。。。

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(気に入った作品には高額のお金を払ってくる)

参加者はコースの中で「初めて」と「さわったことがある」の2つのレベルに分かれていたのだが、「初めて」の子供達でもレベルは低くなかった。講義形式がそうそうに自由創作に切り替わったけど、何もできない親子どころか作品が完成できなかった親子すらおらず、子供だけでなく親の経験値もそれなりであった。自由創作中心だと、今回くらいのレベルの子には楽しい場であったと思うが、そのためだけに那須塩原から東京に出るのもどうだったんだろうか。何か新しいこと、知らないことを実経験ができることが期待だったし、そんな親御さんも多かったのではないだろうか。

ちなみにこのワークショップは情報処理学会が主催なので、参加する子供はジュニア会員に登録の必要がある。先日、会員証が送付されてきたけど、ジュニアにも会員特典があり、なんだか自分が会員になったようでちょっと嬉しかった。

 

午後は二人でデザイン「あ」展に行き、帰り際には息子の希望でライトアップした東京駅を楽しんだ。

レガシーゲームオマージュシリーズ第三弾、Missile CommandのV1.0をアップデートした。

今年の6月に開催したScratch day in 那須町に向けて作成していた、オマージュシリーズ第三弾のMissile CommandのV1.0をようやくアップデートした。

 

scratch.mit.edu

 

Missile Commandは高校生の時にゲーセンでよくプレイしていたゲームで、打ちまくって守るというシューティングの一種。サーカス、キネコに続いて、絶対にScratchで作ってみたかったゲーム。

実装してみたかった機能の半分程度しかできてないけど、Scratchの勉強にはとても役立った。時間がかかってしまったのは上から降ってくる敵のミサイルの実装。当初はすべてのミサイルをクローンで作ろうとしたけど、ミサイルが分離する部分の制御が書ききれず、複数のスプライトに分けてしまった。同じく基地もクローンできなかった。

Scratchのスプライトはクラスではなくプロトタイプだと阿部さんのコメントがあり、それでクローンの意味が少しつかめた。クローンあとに何をすればいいのか、自然と見えてきて、かなりシンプルに書けたと自分では思っている。これなら敵のミサイルは1つのスプライトでできそうだ。

敵ミサイルと基地や弾幕の衝突、どうしてもスプライト衝突のイベントが拾えなくて迷ったけど、実は単純なミスをしていて、敵ミサイルのスプライトを消去していたためだった。小さい点を描いたら衝突イベントが取れるようになった。ガクッときてけど、気づけたおかげで、色判定で余計なことを感がずにすませられた。

まだ使っていない変数の削除ができていなかったりとコードはひどいけど、少しづつノウハウが蓄積されてきて、人のコードを見ても理解が早くなってきた。

第四弾はどうしようかな。正月の那須ラボ冬の宿題で作ろうかな。

 

 

 

 

 

Scratch Day in 那須町 2018

少し前の話だが、Scratch Day 2018 in 那須町が開催され、2017同様にラズパイ同好会として参加させてもらった。総力かけての参加だった2017とは、質、量ともに下がったかもしれないが、それでも参加してくれた人は銘々に活躍できたようだった。

私は本来の展示もあったけれど、スヌーズレンの作成に挑戦してみた。スヌーズレンについてはSnoezelen | 日本スヌーズレン協会がわかりやすいと思うが、主に障害を持っている方との関わりに関する理念であり、障害を持つ方にとって心地よい空間の提供でもある。個人的に興味ある課題であり、いずれIcTが障害をサポートする重要な表現手段になり得ると考えている私には、スヌーズレンも1つの解と信じている。

メンバーに手伝ってもらって空間の作成はした。でも「作成した」から先には進められなかった。まだまだ精進が必要だ。

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メンバーの一人がここで寝入っていたので、心地よいことに間違いはないのだろう。

ところで、この日に向けて頑張って作ってきたScratchによるオマージュゲームの第三弾は完成まで至らなかった。仕方がないのでShow&Tellで発表した。資料は10分で作ったので自分でも驚くほど完成度が低かった。星野さんからのツッコミにも答えられず、完敗のムード。

ShowAndTell2018.pdf - Google ドライブ

 

 

 

小学校コンピュータクラブ、7月の授業

授業

前回の授業ではFlashアップデートのためにViscuitが起動できず、急遽Scratch tutorial をおこなったが、担当の先生のご配慮でFlashアップデートをしていただき、今回こそは本格的にVIscuitができると意気揚々、クラブ時間に臨んだのだが、、、ダメだった。

しかし同じような状況だったことがViscuitユーザーの会で広まっていたせいか、Web版Viscuitに「ふるいバージョン」というボタンが現れていたことを、私ではなく担当の先生が発見し、無事にViscuitをすることができた。原田さん、担当の先生に感謝。

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生徒の半分は昨年度のクラブでVisucuitを経験していたので、海のお魚とパックマンをさらっとやって、歩く棒人間、棒人間ダンスのランドで締めくくった。時間が押せ押せだったけど、ランドに表示された自分の作品を見た生徒の笑顔がとってもよかった。

次回はViscuitで軌跡をやるかゲームをやるか、それとも一気にやって、次々回ではモクモクと作品作りをしてもらうか思案中。そして学校文化祭でなんとか作品展示をしたい。そこまでで1ターンかな。

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先生研修会

授業後に担当の先生から、放課後の先生研修会でViscuitワークショップができないか急遽依頼され、もちろん即座にYesと答え、VIscuitの軌跡をやった。最後の例で自分がミスったこともあって、あのメガネでなぜ棒の軌跡が幾何学模様を描くのかまではピンときてもらえなかったようだけど、VIsucuitの表現力、強いてはプログラミングだからこそできるおもしろさは伝わったようだった。

熱心な先生も中にはいらっしゃって、私としてはどんどん経験を積み、実践に結びつけていってほしいと思った。

 

 

初めてのUber

米国出張で初Uberをしてみた。空港から目的地まで近かったし、公共交通も皆無だったので、初体験には良い場所だと思った。アプリは出発前にインストールし、カード登録も完了させた。でも自宅で起動しても画面には地図が表示されるだけで、ほんとに使えるのか心配だったけど、目的地の空港でアプリ起動すると赤い車のマークがいくつも表示され、それだけでなんだか満足してしまった。

 

待ち合わせ場所が、、、、

依頼して待ち合わせ場所と待ち時間が表示されたが、空港のどこに待ち合わせ場所があるのかわからなかった。ここだと思って待っていたら電話がかかってきて(今、考えると国際電話なんだなぁ)、それで理由を言って待ってもらうことにし、空港の人に場所を聞いてなんとか合流できた。2階のTAXI乗り場のそばと思っていたら、1階のUber専用の待合場所だった。表示された地図では1階か2階かまでは判断できなかった。

で、後からの請求書に$2の待ち時間が追加されていた。あれれ。。。

 

車内での会話

Uberって普通、助手席に座るものなのかな? 運転手さんから助手席を促されて座ったけど、TAXI感覚からすると妙な気持ちだった。そして助手席だと黙って座っているわけにはいかない雰囲気になる。これは困った。自分は英語会話力0ではないけど、20分の搭乗で半分はシーンという状態はいかがなものか。。英会話が苦手だったり、そもそも話するのが好きじゃない人は助手席はしんどいだろうな。

 

支払い

チップも含めてカードで払うので、目的地に着いたら「Thank you. Bye」で終わるのは楽。特にチップは、その場で金額決めて払うのって慣れてても大変だから、後から親切だったな、良かったなと思えば多めに払うこともできるこのシステムはほんとに便利。

 

30年前のアメリカ人の車といえば、ボンネットカバーがなかったり、車内は配線むき出しのカーオーディオだったりジャンクな雰囲気満載だったけど、Uberだからとはいえ、ドライブを楽しめる車だった。車種わからないけど、Uber値段の安い方でも十分な広さとラグジュアリー感はとってもよかった。

 

総じて

便利、快適、楽と90点。会話が楽しめなかったのが10点分だけど、それも悪いわけではないから実質満点かな。あれだけのUberが動いていて、大きなトラブルを聞かないのも安心できることの1つ。

インド人から聞いたけど、バンガロール近辺ではUberが大変普及しているそう。スマホでコール、支払いというシステムは媒体がTAXIだとしても今後普及の方向になるのは確実だろう。少なからずトラブルが発生するとは思うが、システム強化を促進させる意味でもみんなで使っていくべきシステムだと強く感じた。