小学校コンピュータクラブ2019、6月

小学校のコンピュータクラブ、2018年度最後の2月の会から4ヶ月、いよいよ、というかようやくというか、2019年度が始まった。予定していた日より1週ずれた6月24日に小学校に行ってきた。

今年度はがっつりとScratchをやる予定。何度も何度も年間スケジュールを練り、そこから初回の内容を何度も決め直して臨んだ。人数が昨年度の約6割、22名とのことで寂しくなるのかと思っていたのだが、子供達の元気さにそんな心配は瞬時に吹き飛んだ。22名だからこそなんだけど、疑問がうかんだ瞬間に私を呼ぶので、子供のモニターを見る時間が長くなってしまった。クラブの副担当で、昨年度に私が行ったプログラミング研修会に参加されたことのある先生のサポートがあったので、取り残されてしまう生徒が少なくて済んだけど、次回から生徒間で教え合うような対策が必要だと感じた。

Scratch初めての子がほとんどだったので、初回は猫を回して動かすことと、次回を見込んで背景変化までをやった。その「次回」は今日(7月8日)で、猫をパラパラアニメで歩かせて、背景を変えながら物語チックなことができることを実感してもらう予定だ。自分の分はできたが、あくまで例示だけ。真似してもいいし、自分で作ってもいい。でも物語に載せてほしいと思っている。

6月24日に自分が見せた例題。

https://scratch.mit.edu/projects/316895166/

7月8日に見せる予定のもの。

https://scratch.mit.edu/projects/319951064/

 

 

ラズパイ同好会56回は、光センサーカーの作戦を練った

ラズパイ同好会の56回目に参加。前半のニコ動で学ぶ電子回路は、Dフリップフロップの解説で、4つDFFを並べると4ビットのレジスタになるあたりは、なんだか早くもマイコンを作っているような気分になれた。4種類の状態が保持されるのは、普通の工作でも使えそうな予感がした。

後半はこれからやる工作の作戦を考えたのと、Cdsフィージビリティー。

制作着手しようとしているのはCdsを3つ搭載して、光に向かって走る模型カー。菅沼さんがフルハードで作成してきたことで、みな手に届く気分になれた。しかも菅沼さん、わずかな時間で作成されたとのことで、菅沼さんも実装者なんだと改めて実感した。

まずは菅沼さんのコピーを行い、それをベースに3つのCdsを入力に、モーター駆動を出力にラズパイで制御するよう改造していくことになった。久しぶりの工作になるので、とっても楽しみ。

参考にしたのは以下の動画。

www.nicovideo.jp

 

 

RaspberryPIの工作本を買った

本屋さんでRaspberryPIの工作系の本を見つけた。

PICと楽しむRaspberry Pi活用ガイドブック

PICと楽しむRaspberry Pi活用ガイドブック

 

 PICがなんなのかも知らずに買って帰ってきたものだから、まず「PICとは」から始めるという酷さ。でも読み進めるうちに、これまでのRaspberry同好会でやってきたものとは少し違う、アップグレード感があることに気づき始めた。

例えば作成事例として、同好会で作ったラジコンタンクに似たものが載っているが、PICでモータ制御を行うことでより細かい制御ができるようになっている。別の例のリモコンカメラでも、カメラの向きをコントロールするサーボモータ制御をPICに担わせている。

一方で、巻頭にRaspberryPIがLinuxベースのOSで駆動されていることがPICには無い特徴と書かれており、PICとRaspberryPIを接続することで、リアルタイムなアナログ制御とネットワークやブラウザが同時に使える、「高機能な電子工作を簡単に実現」できるとある。また「ラズパイを高機能な部品としてPICマイコンに接続して使うという発想で、いろいろな電子工作に挑戦してみたいと思います。」ともある。

なるほど。ということは、ここでいう「高機能」な部分に精通している人が多いラズパイ同好会の視点では、ラズパイにPICを接続することで、より緻密なデバイス制御が可能になる、と言えるわけだ。

この辺がアップグレード感につながってきたのだ。

じゃ、同好会でもアップグレードするか、というと、そこはPIC中心に書かれている本なので、極普通に基板をエッチングしたりしていて、そう簡単ではない。またこの高機能な部分では、WebIOPIや簡単なHTTPサーバーを立ち上げたりしている。なので、もしエッチング済みの基板と部品セットの販売があって、より様々なWebサービスを使うなどするとビンゴだったかもしれない。

しかし私には、興味あるがよく知らなかったことが満載になっているので、ワクワクしながらページをめくることができた。

 

RaspberryPIの工作本を買った

本屋さんでRaspberryPIの工作系の本を見つけた。

PICと楽しむRaspberry Pi活用ガイドブック

PICと楽しむRaspberry Pi活用ガイドブック

 

 PICがなんなのかも知らずに買って帰ってきたものだから、まず「PICとは」から始めるという酷さ。でも読み進めるうちに、これまでのRaspberry同好会でやってきたものとは少し違う、アップグレード感があることに気づき始めた。

例えば作成事例として、同好会で作ったラジコンタンクに似たものが載っているが、PICでモータ制御を行うことでより細かい制御ができるようになっている。別の例のリモコンカメラでも、カメラの向きをコントロールするサーボモータ制御をPICに担わせている。

一方で、巻頭にRaspberryPIがLinuxベースのOSで駆動されていることがPICには無い特徴と書かれており、PICとRaspberryPIを接続することで、リアルタイムなアナログ制御とネットワークやブラウザが同時に使える、「高機能な電子工作を簡単に実現」できるとある。また「ラズパイを高機能な部品としてPICマイコンに接続して使うという発想で、いろいろな電子工作に挑戦してみたいと思います。」ともある。

なるほど。ということは、ここでいう「高機能」な部分に精通している人が多いラズパイ同好会の視点では、ラズパイにPICを接続することで、より緻密なデバイス制御が可能になる、と言えるわけだ。

この辺がアップグレード感につながってきたのだ。

じゃ、同好会でもアップグレードするか、というと、そこはPIC中心に書かれている本なので、極普通に基板をエッチングしたりしていて、そう簡単ではない。またこの高機能な部分では、WebIOPIや簡単なHTTPサーバーを立ち上げたりしている。なので、もしエッチング済みの基板と部品セットの販売があって、より様々なWebサービスを使うなどするとビンゴだったかもしれない。

しかし私には、興味あるがよく知らなかったことが満載になっているので、ワクワクしながらページをめくることができた。

 

ラズパイ同好会、Node REDでLチカ

宇都宮でのラズパイ同好会も55回目の集まりということで、長く続けている @vestige_ はすごいなぁ、と、いつも思ってる。

ここ最近はにこ動の電子工作入門シリーズみたいな動画でお勉強し、課題となることをみんなで作ってみている。

5/26は、初参加の方がいらしたこともあり、Node REDでLチカを作成した。ラズパイにとってのLチカは"Hello, world" 的なもので、気軽だけど人それぞれ微妙に異なるところがあったりする。

私のLチカはNode REDでGPIOピンを2つIN/OUTで接続し、IN側に3Vを入れ、OUT側にLEDをつけるというもの。GPIOピンを間違えたり、入力にタクトスイッチを入れたのにプルダウンさせてなかったりと、モクモクとやってしまったものの、最後は期待通りの結果となった。

 

https://www.instagram.com/p/Bx7pB9CA-gv/

Today’s RaspberryPI club.1つのピンをタクトで3Vをオン、オフし、Node Redでつなげた別のピンでLチカさせるという、意味不明な工作でモクモクした。

 

次回は光追従するモーターカーを作成する予定。まとまった作品を複数回に分けて作っていくのは久しぶり。しかも回路もさることながら、光センサーのオプティマイゼーションだけでもしんどそうだ。

 

 

ちなみに、会の終わりの頃に話をした、100均ボタンでラズパイをシャットダウンするのは、

 https://qiita.com/nori-dev-akg/items/96584d9591d329f9dcb2

に詳しくある。

スクリプト一覧。

pi@raspberrypi:~/.config $sudo gem install bluebutton

 

pi@raspberrypi:~/.config $cat bluebutton
keyup=ruby /home/pi/AB_Shutter3/notify.rb
keydown=echo DOWN
longup=echo LONG UP
longdown=sudo /home/pi/shutdown.py

 

pi@raspberrypi:~/.config $cat /home/pi/shutdown.py 
#!/usr/bin/python
# coding:utf-8
import os
 
os.system("sudo shutdown -h now")
 
pi@raspberrypi:~/.config $sudo cat /etc/rc.local
#!/bin/sh -e
#
# rc.local
#
# This script is executed at the end of each multiuser runlevel.
# Make sure that the script will "exit 0" on success or any other
# value on error.
#
# In order to enable or disable this script just change the execution
# bits.
#
# By default this script does nothing.
 
# Print the IP address
_IP=$(hostname -I) || true
if [ "$_IP" ]; then
  printf "My IP address is %s\n" "$_IP"
fi
 
# Bluebutton
/usr/local/bin/bluebutton -c /home/pi/.config/bluebutton
 
exit 0
 

プログラミング教育キックオフ研修会に参加

那須町で開催された、とちぎのMIEE 3人の方が主催した「プログラミング教育キックオフ研修会」に見学者として参加してきた。ゲスト(なのかな?)に元とちぎMIEEの安藤先生、そしてMicrosoftの原田さんを加えた豪華な布陣だった。

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イベント名から想像するに、教育者向け研修会だったが、雰囲気は星野イベント感満載の良い会だった。

個人的には安藤先生のドローン紹介が印象的で、見せられたら誰しも欲しくなってしまう。私も、一緒に参加していた明内さんもAmazonでポチッとしていた。

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安藤先生が、「最初の一台はこれっ!!」 と推奨していたドローン。

 

参加された方は、ほぼみなさん何かしらの知識や経験をお持ちだったようで、ViscuitもHour of codeもサクサクとこなしていた。こういう会に来る方は、もう初歩は完了しているのかもしれない。そういった先生方を見ると頼もしいし、嬉しい。何か協力できることがあれば全力でやりたい気持ちになる。

一方、ここに来られていない先生方は、、と考えると、、、、たぶん気分的に触れていない方や、触れてもわからないという人もいるだろう。その隙間を埋めるようなことで、何か協力できることがあれば全力でやりたい気持ちになる。

どっちにしても私がやるべきことは同じだ。

 

こちらは戦利品。

f:id:mame_n:20190514073738j:plain

 

 

 

幼稚園児でのViscuitワークショップ

3月27日に、元同僚であり先輩であるYさんに、自身が理事をしている「すぎのこ幼稚園」でViscuitワークショップ開催の機会を作っていただいた。

幼稚園といえば、既に実践豊富な星野さんから色々と伺っていたので、それほど不安ではなかったのだが、やってみると小学校高学年との差、幼稚園だからこそ気をつける点があることに気づけた。

それにしても、Viscuitランドはテッパンである。自分の書いたものが動かせた時、そしてそれがランドでみんなの作品と一緒に表示された時、みんなが笑顔になるのはすごいパワーだと思う。

今回はデジタルポケットからタブレットをお借りしてのワークショップだったのだけど、参加園児数がタブレットのおよそ倍の人数になっていてビックリ、2人に1台で頑張ることにした。多くは二人で上手に使ってくれたのだけど、「交代で」と注意するものの、片方が独占するペアが何組か出てしまい、先生の協力を得てなんとかとういところだった。あとから、原田博士から手順を細かく分割して交代のタイミングを示すというアドバイスをいただき、事前に気づいておけば、と反省してしまった。

また、一人、突然泣き顔で部屋から出て行こうとする子がいて、先生のフォローの元、訳を聞いてみると、制作途中のものをランドに送ってしまい、人に見られたくないのに見られてしまったのが原因とのことだった。私が事前に説明できず、ランドのための制作中に説明してしまったため、理解不十分なままに操作させてしまったようだ。

ランドをプロジェクター表示する時、借りたタブレットに入っているサーバーに自分のMBPをつないで表示させたのだけど、強烈に重く、静止画キャプチャーのようになってしまった。

そんなことがあったけど、Viscuitにはそれを吹き飛ばしてくれたるほど園児たちを夢中にさせるパワーがあった。終了後に一人の園児が、楽しかったこと、すぐにまたやりたいことを話してくれた。自分もたくさんのパワーをもらうことができた。

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