RaspberryPIの工作本を買った

本屋さんでRaspberryPIの工作系の本を見つけた。

PICと楽しむRaspberry Pi活用ガイドブック

PICと楽しむRaspberry Pi活用ガイドブック

 

 PICがなんなのかも知らずに買って帰ってきたものだから、まず「PICとは」から始めるという酷さ。でも読み進めるうちに、これまでのRaspberry同好会でやってきたものとは少し違う、アップグレード感があることに気づき始めた。

例えば作成事例として、同好会で作ったラジコンタンクに似たものが載っているが、PICでモータ制御を行うことでより細かい制御ができるようになっている。別の例のリモコンカメラでも、カメラの向きをコントロールするサーボモータ制御をPICに担わせている。

一方で、巻頭にRaspberryPIがLinuxベースのOSで駆動されていることがPICには無い特徴と書かれており、PICとRaspberryPIを接続することで、リアルタイムなアナログ制御とネットワークやブラウザが同時に使える、「高機能な電子工作を簡単に実現」できるとある。また「ラズパイを高機能な部品としてPICマイコンに接続して使うという発想で、いろいろな電子工作に挑戦してみたいと思います。」ともある。

なるほど。ということは、ここでいう「高機能」な部分に精通している人が多いラズパイ同好会の視点では、ラズパイにPICを接続することで、より緻密なデバイス制御が可能になる、と言えるわけだ。

この辺がアップグレード感につながってきたのだ。

じゃ、同好会でもアップグレードするか、というと、そこはPIC中心に書かれている本なので、極普通に基板をエッチングしたりしていて、そう簡単ではない。またこの高機能な部分では、WebIOPIや簡単なHTTPサーバーを立ち上げたりしている。なので、もしエッチング済みの基板と部品セットの販売があって、より様々なWebサービスを使うなどするとビンゴだったかもしれない。

しかし私には、興味あるがよく知らなかったことが満載になっているので、ワクワクしながらページをめくることができた。