飛行機トラブルでホテルに缶詰

このところ、国内外の出張が増えていて、今月も10日ほど、クリーブランドアムステルダムマドリードと世界一周の出張に出かけていた。

私は海外出張のトラブルというものがこれまでほとんどなかったのだけど、今回はクリーブランドからアムステルダムに向かう飛行機が飛ばないというトラブルに見舞われてしまった。クリーブランドからアムステルダムJAL系では直行便がないらしく、フィアデルフィア経由で行くことになったが、その便がエンジントラブルで定時に離陸できず、予定より5時間遅れての出発となった。乗客のほとんどは別便か、夜も遅かったのでクリーブランドに泊まるかしたが、私のようにトランジットな人4人は仕方なく待ってフィアデルフィアまで向かった。もともと50人乗りくらいのコミュータだったが、それでも4人というのはなんとも言えない親近感あるフライトだった。CAも、規則で安全に関するアナウンスをしてはいたが、フィアデルフィアの夜景が見え始めると、着陸5分前にもかかわらず客席から携帯で夜景を撮っていた。

深夜遅くに到着し、アメリカンエアが用意してくれたHoliday INNに移動、翌日の夕方6時までホテルに滞在した。このHoliday INN、どうみてもホテルのなかまで治安に不安を覚えるホテルだった。よく知る、サンフランシスコとはまるで違っていた。ロビーには泥酔した客が大きな声で話をしていて、その横を季節柄サンタコスの女性がいたが、超ミニスカートのどう見てあれなサンタさんだったし、翌日、朝食を取りに(食事代はアメリカンエア持ち)ホテル内のレストランに行ったが、ネイティブでも聞き取れないんじゃないかくらいの言葉でまくしたてられた。とても翌日、市内観光をする気にはなれなかった。ひたすら部屋に閉じこもり、昼食はレストランのテイクアウト、仕事をしつつ時が過ぎるのと待っていた。

今考えると、まあまあの経験値増にはなったかもしれないし、久しぶりのアメリカに嬉しくもあったのだけど、順調にフライトしてくれるに越したことはなかった間、と改めて思った。