CoderDojo古河 (第64回)、4月8日に参加

あったかい、CoderDojo古河

今や老舗感すらあるCoderDojo古河、ほぼ月一で64回開催は、ほんと尊敬できる素晴らしさだ。昨今では参加Ninjyaが15名ほどになり、大所帯なDojoでもある。切り盛りしている「あったかい」さんの人望ゆえとはいえ、ほんとうに西に東に帆走していることに他人事ながら「身体だいじょうぶかぁ!」と心配になるくらいだ。そんなCoderDojo古河だが、この日はNinjya5名くらいのこぢんまりな会だった。理由は通常日曜日開催のところを土曜日開催にしたから。なんでも土曜日の小学生は部活で忙しいらしく、日曜日でもないとDojoに来られないのだそうだ。CoderDojo古河が小学生達にとって、週一日の有意義な休日であることを祈りたい。。。。

5名のNinjya

さて、5名のDojoとなると、規模的にはCoderDojo西那須野とさほど変わらなく、私はメンター参加ではあったが、気持ち的にとてもやりやすかった。Ninjyaからの質問や相談にじっくり答えられたと思う。

先月も一緒に悩んだmbotのNijya、今月も最初はmbotが思うように制御できずにいたが、なんとか時間内に完成できた。本人的には満点ではなかったようだけど、でも走行方向を90度向きを変えるところは、速度と時間の2つのパラメータを計算で求め、実際に走行させてトライアンドエラーを繰り返して求めた力作。彼の粘り強さを見るに、将来の日本は安心だな、とメンター間で頷き合っていた。

もう1つ、私も勉強させてもらっている石原淳也さんのScratch AIを実践しているNinjya。このScratch、実行までに若干おまじないが必要なこともあり、Ninjya一人ではうまくできていなかった。どうもURLのコピペミスが原因だったらしく、そこを通過したら、片手をあげたり、カメラの前でクマに化けたり、いくつか実現できた。このNijya、以前は単純パーセプトロンにも挑戦したようだったけど、時間が足りなくて完成できなかったとのこと。次は一緒にパーセプトロンの肝を探求したいと強く思った。

関われる人数の上限?

二人のNinjyaのことを書いたけど、以前よりも深く関われたことはより良い方向と考えている。これができたのは参加Ninjyaの数が少なかったからだろう。

ただ冷静に人数を数えると、メンターあたりのNinjya数にこれまでのDojoとはそれほど差はないように思える。もしかしたら2人が3人になるだけで関わりが薄くなる可能性も高いけど、それよりもDojoの落ち着いた雰囲気が関わる時間を増やすことへの抵抗感を減らしてくれたのではないかと考えた。それはもしかすると、Dojo実空間のNinjyaの専有率なのかもしれない。もしくはNinjyaがメンターに接しやすくなっていたから、かもしれない。こじんまりとしていると話しかけやすくなることはあるだろうし、それゆえ、今回のように解答に時間がかかる重要な質問が出てきやすかったのかもしれない。

なんにしてもこのDojo感、とても大切なことだし、自身のDojoでも常に心がけるようにしたい。

チャンピオン

冒頭であったかいさんの振る舞いに軽く言及したが、チャンピオンのDojo感に対する影響が大きいのは当たり前だ。でもチャンピオンだけでは制御しきれないDojo感も存在するのではないだろうか。今回のケースから、間接的に募集人数や開催タイミングでこじんまり感は制御可能だろうが、しかし単に人数だけでない、Ninjyaやメンターも含んだシナジーが案外Dojo感を左右していると思えた。このなんともいえない偶然さがDojoに参加して楽しく感じる部分だし、チャンピオンとしての継続の糧なのかもしれない。

たかがCoderDojo、でも考え感じることは多々あるなぁ、と思いを新たにできたDojoだった。