Smalrubyをいじってみた

Scratch3ベースにRubyを結合したような言語、Smalruby(スモウルビー)をいじってみた。以前はWindowsアプリでしか提供されておらず、実質Macしか持っていない私には縁遠かったのだけど、Web版でもいじれるようになったので気軽に使えるようになった。Scratch3で作ったブロックプログラムを、ボタン1つでRubyコードとして見ることができるのは、わずかながらでもRubyにかかわる者として、そして小学校でのプログラミングワークショップをやっているワークショッパーとして、感動的であった。

確かにブロックを一対一で変換していることから、Rubyの初心者向けの本やチュートリアルには出てこないメソッドがたくさん出てきてしまい、人によってはそのギャップに戸惑うことがあるだろう。でも、どうやればそういうことができるのか、なぜRubyだとできるのか、考えることからRubyの柔軟さに気づけ、プログラミングの面白さにつなげられる可能性を感じた。

SmalrubyでRubyコードを書くのではなく、ブロックプログラミングを行うことからRubyを学ぶのがいいだろう。まだ課題は多いだろうが、Scratch、Viscuit、マイクラEducationやMicrobitをMakecodeでいじることに楽しさを感じた小学生の、次のステップのネタの1つとして、ワークショッパーなら学んでおくべき言語の1つと言えると思う。

以下の本がおすすめ。 

小学生から楽しむ きらきらRubyプログラミング