小学校コンピュータクラブ2022年度、6月20日

南小学校のコンピュータクラブも今年度で6回目くらいになる。始めた時に6年生だった子たちも今は高校卒業くらいになっているのかと思うと、長く続けられているなぁと自分でも感心する。

今年度も5月から12月まで行われる。事前にコンピュータクラブ担当の先生と打合せて、今年は年間通してScratchをやることになった。初回は5月16日、初めての子も多かったので、Scratch catを動かすこととペンブロックに馴染んでもらい、2回目の6月6日は正三角形と正方形、そして多角形を描いてもらった。ご存じの方も多いと思うが、正方形では90度の回転を4回することで描けるが、正三角形は120度の回転を3回する。内角の60度ではないところが印象的なので、授業などで取り上げる先生が多い課題の1つだと思う。実際にクラブの子供たちも知っている子が多かったので、敢えて120度の理由にはあまり触れず、多角形を描いたもらった。そして3回目となる6月20日では五芒星を課題にしてみた。

このアルゴリズムを正しく子供達に理解してもらうのは難しいので、「正三角形に似ていて、でも角(カド)が5つあるね」と始めて、回すところは144度ではなく(360*2)/5の式を提示して書いてもらった。

次に「手直ししよう」と2つの変数「辺の数」と「大きさ」を導入した。変数の説明も軽く「変数とは色々な数を入れられる箱です」程度の説明にとどめ、数を変えることで試しやすくなることを理解してもらった。

このコードを使って、辺の数を2から順に変えることでどのような図形になるかを試してもらい、板書で2から10までの数字を書き、それぞれどんな形になるかを書いていった。すると奇数では星っぽくなるが偶数ではならないことがわかり、子供たちには再度その数を入れて実感してもらった。このように簡単にでも規則性に気づけると、前述の超巨大数字を入れるようなことなく、板書の続きの数値で規則性を楽しんでくれた。

次は360x2の2を変数化し、辺の数と2つの変数の組み合わせで十芒星を発見してもらう予定。さらに色や位置、大きさ、複数の星を描く、を順にやっていき、背景含めて自分なりの綺麗な五芒星や十芒星を描けるようになるとゴール到達となる予定だ。