Unity再トライ

お仕事でも若干関わっていることもあり、ゆくゆくはCoderDojoやワークショップで題材にしたいものの1つ、UnityをMacに再インストールした。前にUnity5をインストールしていたのだけど、Macのストレージを圧迫していたので削除してしまった。2016年当時、ストレージをケチったためほんとに苦労する。でもやはりもう少し理解を深めたく「再インストール」することにした。Unity5からだいぶ時も経っているので、インストールバージョンもUnity10とかになっているのかなと思ったら、今は西暦でバージョン名にしているようで、Unity2021が安定版のLatestのようだ。

早速dmgをダウンロードし、ただストレージが足りないのでFilmoraや最近使っていないアプリをたくさん消して、なんとかインストールすることができた。そえでも空きが5GBを切ってしまい、さらにファイルを消すことに、、、ほんとにそろそろ考えないといかんなぁ。

それと本も猫さん表紙のUnity5しか持っていないので、同じ猫さん表紙の「Unityの教科書2022」を購入した。内容はUnity5のとあまり変わっていないけど、なんとなく気持ちは新しいものをいじっている感じでどんどん読み進めていくことができた。並行してサンプルを動かしたけど滞りなく動いてくれて、また昨今、プログラミング知識も増えたのか、簡単な改造も苦労なく実現できた。またコンポーネントスクリプトの関係も理解しやすかった。たぶん何がわからないのかがわかってきたため、解答に到達できるまでの時間が短くなったから理解しやすいと感じたのだろう。

しかし実際に何か作ろうとすると、いったいどうすればいいのかわからない部分が多すぎて、まだまだではあるな、と実感。

明日のDojoでは軽く紹介をするつもり。Ninjyaにはまだ敷居が高いかもしれないけど、何か面白そうだな、と感じてくれるといいな。

 

 

 

 

小学校コンピュータクラブ2022年度のまとめ

2022年度の小学校コンピュータクラブの活動が12月12日で完了しました。今年度もコロナ禍で開始が6月と遅れ、そして早くも12月に終了となり、全10回程度とやや少なめでした。生徒に感染者が出ると私のような部外者は学校に入れなくなりますので、いったいあと何回実施できるのか読めない状態で続けていました。生徒の数は4年生から6年生までの約15名で、4年生が10名強でした。女子生徒は2名と少なめでした。

今年で6年目のクラブ活動ですが、今年度はいろいろ成果を出せた年度だったと思います。

主に実施したのはScratchを使用したタートルグラフィックでした。

最初はペンを使って猫を動かしながら線を書く練習をし、猫の角度を変え、壁で猫が跳ね返るようにして、ペンの色を変えることで綺麗な線分を描きました。そして四角形から始まった図形の一筆書きは、三、五、六から多角形までの図形を描き、その中で繰り返しのプログラミングテクニックを学びました。それ以降は五芒星を描くことで、辺の数と角度の組み合わせによって図形が変化することを学びました。

ここで続きをどうしようか少し迷いました。このままフラクタルに行く手もあったのですが、敢えて離れて、重力モデルを使って猫を自然に落下させ、マリオのようなゲームの一部を作ること入れてみました。最後にはパーティクルを使ってたくさんのボールが放物線を描いて飛ぶプログラミングをしました。

重力モデルは選択してよかったと思っています。理論的な意味づけはできなかったですが、シンプルなコードで放物線が描けるので、みんな思い思いのものを飛ばしていましたね。「こんな簡単にマリオ(の上下の動きが実現)ができるんだ」と驚いてくれてました。

残りあと二回となった時、私は本業でクラブに参加できなかったのですが、どうも子供たちは自由にプログラミングをしたようで、最終日には各自が私に作品を見せながら説明をしてくれました。それがなかなかすごく、ここまで生徒が自分自身で作品を作れた年は珍しいと思います。

今年度のような密なプログラミングワークショップができたのは初めてと言っていいでしょう。私自身、来年度以降のカリキュラム作成に役立てることができる成功体験になりました。みんなの頑張りに感動した最終日の発表は、ちょっと忘れられない思い出になりましたね。これを機会に、よりプログラミングに親しみをもってくれたらいいなと思いました。

2022年の2月からCoderDojo西那須野を立ち上げていますが、クラブの子も参加してくれて、一人は常連Ninjyaとして今もCoderDojoで活動してくれています。

 

CoderDojo西那須野の日記

CoderDojo西那須野、第十二回目の日記を書きました。1年です。早い。やる気が継続しているおかげで、徐々に自分の思い描いているDojoを実現できてきている、、気がする。参加者してくれたNinjya、メンターは楽しんでくれたかな。

今年のマイクラカップの最終結果がでてますね。CoderDojo西那須野でも初めてマイクラワールドが立ち上がりました。来年はカップ参加なるか、、、、見守っていきたいと思ってます。

とりあえずAIかRubyVRを得意としているメンターさんの参加を募ってます。

 

coderdojo-nishinasuno.hatenablog.com

 

第十一回CoderDojo西那須野

2023年の初Dojo、1月22日にいつもの南公民館の大広間で開催しました。Ninjyaは3名、常連の3人というところです。

私の希望でマイクラワールドにみんなで入りたいと思っていたのですが、そこまで強くも勧められず、いつものように各自が好きな取り組みを行いました。2名はScratchで作品を作ってくれ、メンタあらたくんも、いつも通りのRTMで路線を拡張していました。Ninjyaお父さんは、Hour of codeのマイクラのようなパズル的なミニプログラミングをやっていて、Ninjyaも興味があっていっしょにやっていました。

今回は開始時に一人一人に今日やることを聞いてみました。決められないNinjyaもいましたが、それでも聞かれた瞬間、頭の中でやりたいことを考えてくれたと思います。これまで、やっている途中で興味がわくものに次々乗り換えてしまうNinjyaもいたのですが、この日は多くても2つことくらいに集中できていたようです。悪くはない方法なようなので、次回からも継続したいです。

ただ私個人としては、もう少しNinjya一人一人に向き合いたいと感じました。もちろん放置しているようなことはありませんが、みんながどこを頑張っていて、何に頭を悩ませているのか、作品からでは掴み取れない部分を知りたいのです。マイクラワールドを提案したのも、メンターがNinjyaに向き合いやすいかなと思ったからです。Ninjyaは楽しみながらも時には言い合いになったり、時には「もう辞めた」という子がでたりするかもしれません。それこそが「今やっていること」の表明となり、メンターにわかりやすく伝わるのではと期待した部分でした。またそのインタラクティブDojoを感じるし、それこそCoderDojo西那須野のアイデンティティーにしたいのです。

もっともっと活動種の幅を拡げたいですね。

次回は2月19日です。南公民館の和室になります。久しぶりの和室です。

またメンターも募集しています。足りないということはありませんし、今協力してくれているメンターは素晴らしいです。でも経験したことがない人がきてくれることも大切なことです。多くの子がNinjyaとして、高校生以上がメンターとして参加してくれることを待っています。

 

 

 

小学校コンピュータクラブ2022年度、12月12日

12月12日のコンピュータクラブですが、1学期に児童の新型コロナ感染でクラブが中止になったことから、予備日だったのを活動日に変更し、クラブ活動を行いました。今年度最後の活動なので、総まとめ的にしようと、これまでの作品にタイトル画面をつけてみようと考えました。作品としてまとめることと背景の機能の紹介、それとメッセージを使ってみることが目的となります。

最初はシンプルに表紙だけをつけたもので説明しようと思っていました。

https://scratch.mit.edu/projects/775487569/

しかし、徐々にこり始め、最後は以下の作品を作ってしまいました。

https://scratch.mit.edu/projects/772176255/

ちょっと著作権的にまずいかな、と思う部分もありますが、それよりも子供たちや担当の先生にうけてもらいたいと作り上げました。

で、教室に入ってクラブ活動が始まろうとしたとき、担当の先生からのちょっとしたサプライズをしていただき、私へのお礼の手紙をクラブ員代表としてクラブ長さんが読んでくれました。今年度は自分なりにも系統立ててワークショップを展開できたので、子供たちに楽しみだけでなく内容を伝えられたので、この手紙にとても感動してしまいました。

その後は、クラブ員全員が私へのお礼の入った作品を発表してくれました。嬉しさと驚きで、作品をただただ見入ってしまった45分間でした。

最後に私から一言、継続してプログラミングをして欲しいと話しましたが、あまりまとまった話ができなかったのがちょっと残念でした。準備しておけばよかった。

別の日記に総まとめを書きますが、このようなサプライズ企画も含めて充実したクラブ活動にできたのではないかと思っています。

 

 

 

 

 

 

小学校コンピュータクラブ2022年度、11月14日

だいぶさぼってしまったけど、本日11月14日の小学校コンピュータクラブのレポートを書くことにします。

この日は来年からクラブに参加する3年生の見学の日でした。クラス単位で各クラブを見学しますが、見せる側の4年生から6年生のクラブ員としては、如何に3年生を勧誘できたかが成果になります。そこで我がコンピュータクラブでは、自信で工夫した作品(とはいっても、ほぼ全員が最後に作った作品を見せていました)を各々のタブレットに表示し実行させ、3年生に見て触ってもらうことにしました。みんなの成果については、7月〜10月までにクラブで実施したことでもあるので、後で書くことにします。

さて、3年生の反応はというと、かなり興味を持って見てくれたようです。

やはり一人一人が個性的な作品を作れたのが理由だと思います。私が示したコード(ブロック)のままの子は一人もおらず、何かしら工夫を施していたため、自信を持って説明できたようです。そのため3年生も楽しく安心して見学できたのでしょう。見学時間は1クラスでほんの数分ですが、終わったあとにドヤ顔っぽくなっていたクラブメンバーを見て、担当教諭のO先生とうまくいったと安堵しました。

 

 

 

小学校コンピュータクラブ2022年度、6月20日

南小学校のコンピュータクラブも今年度で6回目くらいになる。始めた時に6年生だった子たちも今は高校卒業くらいになっているのかと思うと、長く続けられているなぁと自分でも感心する。

今年度も5月から12月まで行われる。事前にコンピュータクラブ担当の先生と打合せて、今年は年間通してScratchをやることになった。初回は5月16日、初めての子も多かったので、Scratch catを動かすこととペンブロックに馴染んでもらい、2回目の6月6日は正三角形と正方形、そして多角形を描いてもらった。ご存じの方も多いと思うが、正方形では90度の回転を4回することで描けるが、正三角形は120度の回転を3回する。内角の60度ではないところが印象的なので、授業などで取り上げる先生が多い課題の1つだと思う。実際にクラブの子供たちも知っている子が多かったので、敢えて120度の理由にはあまり触れず、多角形を描いたもらった。そして3回目となる6月20日では五芒星を課題にしてみた。

このアルゴリズムを正しく子供達に理解してもらうのは難しいので、「正三角形に似ていて、でも角(カド)が5つあるね」と始めて、回すところは144度ではなく(360*2)/5の式を提示して書いてもらった。

次に「手直ししよう」と2つの変数「辺の数」と「大きさ」を導入した。変数の説明も軽く「変数とは色々な数を入れられる箱です」程度の説明にとどめ、数を変えることで試しやすくなることを理解してもらった。

このコードを使って、辺の数を2から順に変えることでどのような図形になるかを試してもらい、板書で2から10までの数字を書き、それぞれどんな形になるかを書いていった。すると奇数では星っぽくなるが偶数ではならないことがわかり、子供たちには再度その数を入れて実感してもらった。このように簡単にでも規則性に気づけると、前述の超巨大数字を入れるようなことなく、板書の続きの数値で規則性を楽しんでくれた。

次は360x2の2を変数化し、辺の数と2つの変数の組み合わせで十芒星を発見してもらう予定。さらに色や位置、大きさ、複数の星を描く、を順にやっていき、背景含めて自分なりの綺麗な五芒星や十芒星を描けるようになるとゴール到達となる予定だ。