小学校コンピュータクラブ2020年度、11月9日

第二回目はViscuitの軌跡。

できるキッズシリーズの「ビスケットプログラミング入門」にある、トラックがりんごを落として猿が拾っていくのをベースに、猿が拾うのを飛ばして、学校でビスケット3の「動く模様」をやってみた。半透明の灯りが軌跡になって回っていく様子に、子供たちからも「きれい」という声があがった。

軌跡を題材にしたのは、12月のクラブでぜひ、クリスマス題材でみんなに作ってもらいたかったからもあるけど、私はこの軌跡にViscuitらしさを感じるからだ。似たようなものを作れる環境や言語はあるだろうけど、Viscuitほど直感的に作れる環境を知らない。たぶん無いのじゃないかな。だから子供たちに「きれい」を感じ、自分でも作ってもらえたのは嬉しかった。

今年度、2度目のクラブで、これまで2年間のクラブとは子供たちの反応がやや薄いというか、驚きが少なくなっているように感じている。ViscuitやScratchを知っている子が確実に増えているのだが、ゲームの進化やスマホなどのデバイスの進化によって、コンピュータを制御することが目新しくなくなってきたのかもしれない。

私は、プログラミングを小中学校で取り入れることによって、プログラミング教育がこれまでの方法論で賄えないことから、学校教育のパラダイムチェンジが起きることに期待している。しかし、今日の反応から、子供たちはすでに一歩先にプログラミングを手にとるように感じてしまっていて、パラダイムチェンジがなくてもあっさりと理解し使いこなしてしまうんじゃないかと、ちょっと怖くなった。

来週は、担当先生の会。自分は後半、クリスマスカードの例をプレゼンする。

 

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